「再生可能エネルギーを活用したビジネスモデルとファイナンス」の研究計画書を書いています。この分野はまさに、アカデミックな面でも、ビジネスの面でも、これからのフロンティアと言えるでしょう。
このテーマも、よく見てみると、自分がこれまでやってきた社会的なプロジェクトをどう価値の評価をするか? その評価にあった最適なファイナンス形態はどういうものか? という話が関係してきます。
外部性(この場合は正の外部性)が生じるプロジェクトの場合、そのままでは、社会的に最適な水準まで投資がおこなわれません。
プロジェクトは、私的便益(経済的価値)と社会的便益(社会的価値)の2つを価値として生み出しますが、普通の投資家は前者の経済的価値、金銭リターンのみで投資するからです。
プロジェクトは、私的便益(経済的価値)と社会的便益(社会的価値)の2つを価値として生み出しますが、普通の投資家は前者の経済的価値、金銭リターンのみで投資するからです。
そうすると、投資は社会的に最適な水準と比べると過小評価されることになります。もっと投資水準を引き上げることで社会的厚生を高めることができます。
では、どうモデルを作れば投資が最適な水準になるようにどうもっていくことができるかが課題になります。
助成金や補助金を出すというのも一つの方法ですが、モラルハザードや歪んだインセンティブなどまた別の問題が出てきます。
コミュニティファンドはその解決の一つの方法です。つまり、社会的な便益も評価する投資家に投資してもらうという方法です。寄付と投資を組み合わせる手もあります。
また、ソーシャルインパクトボンドも一つの方法と言えるでしょう。
モデルは他にもあります。
この辺りのモデル化を考えています。
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