エナジーファイナンスと町づくりは共通する面も多いように思います。都市計画家の西郷真理子さんの著作等を読んでみました。ご自身の著作はないのですがNHKの仕事学のすすめ( 2011年10月)テキストに西郷さんの考え方がよくまとめられています。
共通する点
共通する点
エネジーファイナンスもまちづくりも、様々なステークホルダーが関わるプロジェクトになり、したがって、主体形成とともに合意形成が必要になります。
ここは、山崎亮さんに共通する「コミュニティデザイン」の要素が必然的に入ってきます。
また、まちづくりもエネルギープロジェクトも、最初に投資するお金が必要となります。その資金を調達するかは、コミュニティの視点、経済性とともに社会性の側面をデザインする考え方が必要になります。
その他の参考になる点
- デザインコードを具体的に作ることで、ステークホルダーの共通認識を生む
- あいまいさを持つ共有空間をもたすことが、心地よい空間を生み、逆に効率性につながるケースがある
- プロジェクトの主体はコミュニティに住む人たち、住民がデベロッパーになるべき
- 徹底的に話し合い、合意形成する
- まちづくりは、公共性と事業性を両立させる視点が必要
- 土地の所有と利用の分離を図る。現状や配分後の状況を数値化するなど普遍的なルールを示す
- 再開発の目的は建物を建てることではなくにぎわいを取り戻すこと
- ヒューマンスケールにあった町づくり、エリアゾーニングが重要
- 地域の強みを活かす
- まちづくりの段階は①皆で新しいまちのビジョンを共有、②コンストラクション、③まちの運営の仕組み
- 地域でできた商品とともに、その地域の生活スタイルそのものをブランド化する(ライフスタイルをブランド化する等
特に、デザインコードの重要性ですね、ステークホルダーの暗黙の前提、ルールを顕在化させることでイメージを共有化させる必要性を感じます。
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