2012年12月30日日曜日

エネルギーを原資産とする金融商品開発


原資産をエネルギーとする金融商品を開発している。日本はこの分野はまだ未開拓だ。是非とも、この分野に一石を投じたいと思う。


まず、その開発商品が金融商品取引業上で問題がないかをチェックする必要がある。当社は2種業なので集団的投資スキームの匿名組合における設計を考えている。

商品開発の上でまず必要なのが、リターン基準の明確化である。
 どのようなケースでどうリターンが生じるのか? 税金はどうなっているのか? どの法律、制度に依存するものなのか?などを明確化する必要がある。

投資家に投資してもらう(リスクをとってもらう)ためには、どういう商品特性なのかを明確化する必要がある。また、期間(延長条件)、ロット、リスクプロファイアルも明確化する。実物資産は一般的にはインフレに強いと言われている。固定価格買取りがからむ場合はどうか? 買取り価格は名目値で固定されているので逆にデフレに強いのではないかと思う。

また、今回のエネルギー系プロジェクトは、生み出されるキャッシュフローは安定しているが、キャピタルゲインは生じない。最終精算価値もおそらく極めて低い。したがって、ある程度高い利回りを出す必要がある。

投資家からみた場合、他の商品との比較も大きなポイントだ。例えば、REITと比較した場合の優位性はどうか? REITの利回りが5%強+キャピタルゲインが生じる可能性があるので、78%程度の利回りは欲しいところだ。

レバレッジとリターンとの兼ね合いも考える必要がある。負債レバレッジを高めることでリターンをさらに高めることが可能となるが、高いレベレッジの場合は高いリターンが必要になる。どのくらいのバランスが適当なのか? この辺りは循環論になる。安定したキャッシュフロー、ダウンサイドリスクが低い場合は高いレバレッジ比率が可能となる。

経済的リターンに加えて、どのような社会的リターンを生むものなのか?
いわば共有価値の創出(CSV)である。様々な投資家でこの重視するウエートが異なる。経済的リターンオンリーで投資する人も入れば、社会的リターンを重視する人もいる。このあたりをどうデザインするかが最も難しいところだ。社会的リターンが非常に高いのであれば寄付という手段もありうるかもしれない。一般的に、金融機関は最低限の経済的リターンの見込みがない商品の投資は難しいだろう。

お金を出してもらうには、納得感のある収支計画、リスクリターンがみあっていること。また、ストーリーも重要となってくる。ストーリーが納得感を補強するからだ。投資家は合理的にみえてもそれほど合理的ではない。ストーリーというコンテクストのベースがあり、すっと合理性を受け入れるものなのだ。

投資家は他の誰が投資しているかを気にするものだ。ステークホルダーを考えて、自治体、地方企業など、地元の有力企業が投資するなどがあればよりいいだろう。

などなど考えながら、エネルギー商品の開発を進める。 プロジェクトをうまく進めウrには、エネルギーの特性を考えて、その特性にマッチした資金調達をアレンジすることが必要なのだ。

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